私たちについて

Houkan-Naviは2018年1月に看護師や理学療法士などの医療専門職と、その学生たちによって立ち上がりました。プロのライターや編集者ではない私たちが、なぜメディアを運営しようと考えたのか、その立ち上げの経緯についてお伝えします。

全ての人に家に帰る選択肢を伝えるメディア「Houkan-Navi」

「訪問看護師」の存在や、そのやりがいをもっと知って欲しい。

就業看護師が約150万人のうち、訪問看護師は約3.5万人と全体の2-3%しかいません(※1)。また、看護師は大学病院や総合病院などで最初のキャリアをスタートさせることが多いため、いま病院などで働いている看護師には地域で働く看護師や、地域で療養する利用者について学生時代の実習で少し触れた程度で未知な部分が多いと感じています。「Houkan-Navi」では地域で働く看護師などのインタビューを中心に記事を更新していく予定です。より多くの方々に訪問看護師の存在やそのやりがいなどについてお伝えできれば幸いです。

※1:第1回看護職員需給見通しに関する検討会 より

家に帰る選択肢もあることを、より多くの人に伝えたい。

病気があっても自宅で過ごすことが良いとは思いません。選択肢があることが重要です。私たちは看護師や医療従事者だけではなく、地域で暮らす方々に病気や障害があっても、そのまま地域で過ごす選択肢があることを伝えたいです。日本では高齢者の約半数の方々が自宅で最期を迎えることを希望していますが、実際は1割程度しか自宅で最期を迎えていません。この原因の一つに、病気になった際、自宅での療養生活を想像できない事があるのではないでしょうか。想像できないからこそ「退院したら困ることが増えるのではないだろうか」「家族に迷惑をかけてしまうのではないか」と不安になってしまうのだと思います。

病気や障害のある方が一人で療養生活を過ごす事、高齢者同士や家族だけで、その方の介護や療養生活を支えることは苦労もあるかと思います。しかし、地域には療養生活を支える多くの専門職や多様な制度があり、病気があってもその人らしく自宅で過ごす方法はあるのかもしれません。また実際に病気や障害があっても、その方らしい生活をしている方がいることを私たち訪問看護師は知っています。制度などを全てお伝えすることは難しいですが、地域でその方らしく過ごしている方、それを支えようとする方々をご紹介することで、家に帰る選択肢があることをお伝え出来たら幸いです。

※2:平成24年度「高齢者の健康に関する意識調査」より

Houkan-Naviの運営メンバーになりませんか?

Houkan-Naviは現在、有志のボランティアで運営されています。メンバーの中には、いつか地域で働きたいと思っている看護師、地域で療養する人やそれらを支える人やサービスについて知りたい看護学生、患者の退院後の生活を知りたい病棟看護師、その他理学療法士など各コメディカルなどが在籍しています。

Facebookグループで意見交換をしたり実際に取材やインタビューをすることインタビュー記事の作成・編集などが主な活動となっています。また定期的な懇親会も開催しています。関わり方はそれぞれで構いません。少しでも興味がありましたら「お問い合わせ」よりご連絡ください。

運営メンバー特典

・Houkan-Navi運営メンバーとしてインタビュー同席機会の提供

・非公開Facebookグループへの招待

・各種交流会やオンラインでの情報交換

・インタビュー音声共有(記事にはできない裏話などもたまにあります)

訪問看護の魅力を伝えたい訪問看護師や利用者の方々など取材を受けいれてくださる方も、ご連絡をお待ちしております。

全ての人に家に帰る選択肢が広がるように少しづつ活動してまいります。

Houkan-Navi:おちあい みのる